今、海で何が起きているの?



日本の魚は減っています。

地球温暖化や海の汚染、

海とつながる山や森の荒廃、

近隣国の漁獲が増えたこと...

魚が減ったわけにはいろいろあるけれど、

最大の理由は

「乱獲」=「獲りすぎ」のようです。


日本の漁獲量は現在、最盛期の4割以下。

クロマグロやウナギはついに絶滅危惧種となり、

サバは7割、ホッケは9割減。

イワシもイカもキンメダイも、

他の多くの魚が減っています。



どうしたら
未来も魚を食べつづけられる?


たとえば…

アメリカの大手スーパーマーケットチェーン

「ホールフーズ」や「ウォルマート」は、

販売用ショーケースに

それぞれの魚種の資源量を

わかりやすく表示しています。

そして、

枯渇の恐れがある魚は扱いません。



ノルウェーやニュージーランドなど、

世界には適正な漁獲規制により

資源管理に成功した国の例もあります。

また、

大西洋クロマグロやミナミマグロは

いったん枯渇しかけたものの、

国際間で漁獲枠を厳しく設定した結果、

大きく増えました。



サステナブルシーフードって
なんだ?




サステナブルシーフードとは、

✔︎ 獲りすぎない

✔︎ 海を傷つけない

✔︎ 漁師コミュニティを守る


という考えかたのもとに獲られた、

または養殖された魚介類のこと。

たいせつな海の恵みを、

この先もずっとサステナブル(持続可能)に

使いつづけられるように、

できるだけ豊富にのこる魚種、

サステナブルな取りくみを進める

漁業者からの魚を使うことで、

枯渇しそうなシーフードを守ろうという

世界的な動きです。

サステナブルシーフードの指標として

世界で普及しているのは、

英MSC(海洋管理協議会)による

海のエコラベル「MSC認証」や、

米モントレー水族館の「シーフードウォッチ」など。

日本では

資源が比較的豊富にのこる水産物を紹介した

「ブルーシーフードガイド」が知られており、

個別に志の高い漁業者も増えています。



そして日本でも。

シェフがメッセンジャーになる。

21世紀に入って以降、

この問題に対し世界の有名料理人たちが声を上げ、

くりかえし発信してきました。

影響力の大きいシェフたちの行動は、

多くの国で社会を大きく動かしてきたのです。

そしてここ日本でも、

料理人たちが勉強会を結成し、

サステナブルシーフードについて学び、

動きはじめています。