日本の海は今、危機的な状況にあります。自然の再生産能力を越えた過剰漁獲や沿岸開発に、温暖化の影響が重なり、水産資源の減少の波は留まることを知りません。このままでは「魚を食べられない未来」は現実になってしまいます。

こうした現状に危機感を抱き、「日本の豊かな海をとり戻し、食文化を未来につなぐ」ことを目標に活動している料理人チームがChefs for the Blueです。東京・京都約40名のトップシェフが集まり、様々な活動を行っています。

今回のイベントでは、2021年9月に勉強会からスタートした京都チームのシェフが集い、海そして飲食業界の未来について話し合い、さらにライブクッキング&テイスティングを通じて「サステナブルシーフードとは?」を体感いただきます。難しい問題ですが、堅苦しくなく、美味しく楽しく一緒にこの問題を学び、考える場にしたいと思いますので、是非お気軽にご参加ください。

【イベント内容】

※申込締切りました、多数の申込み有難うございました。

2/5(月) Chefs for the Blue 京都 オープンミーティング
ー トップシェフと考える、海の未来 ー

日時:2024年2月5日(月) 14:00〜16:00
※申込締切ました。多数の申込ありがとうございました。

場所:コミュニティキッチンDAIDOKORO(京都府京都市中京区河原町通御池下る下丸屋町390ー2 QUESTION8F)

参加費:無料

タイムテーブル:

13:30 受付開始

14:00 オープニングトーク
「海の現状と私たちにできること」Chefs for the Blue 代表 佐々木ひろこ

14:15 トークセッション① 
「海と人の関わりを考える」カリナリーディレクター中東篤志 & 佐々木ひろこ

14:45 トークセッション②
「若手料理人、先輩に聞く」【cenci】坂本健 & 【研野】酒井研野

15:15 LIVEキッチン&テイスティング【MOTOÏ】前田元

15:45 質疑応答

16:00 終了

参加申し込み:

こちらのフォームよりお願いいたします

登壇者プロフィール

• 坂本健 【チェンチ】オーナーシェフ

1975年、京都生まれ。大学在学中の欧州旅行でイタリア料理の美味しさに出会い、料理人を志す。大学卒業後の99年に【イル パッパラルド】(京都)で修業をはじめ、その後【イル ギオットーネ】で9年間料理長を務める。14年に独立し、同じ京都の岡崎に【cenci(チェンチ)】をオープン。素材の良さを引き出し、生産者の想いを伝えるイタリア料理を器から建築まで味わいのある空間で届けている。2022年よりミシュラン一つ星。「アジアのベストレストラン50」リストで2022年43位、2023年32位。

• 前田元【MOTOÏ】 オーナーシェフ

1976年京都市生まれ。子供のころから料理することが大好き。料理本をみながら育つ。旧京都グランドホテルに入社。中国料理部門で料理の基礎を、後にホテル日航東京で料理の楽しさを学ぶ。その後、フレンチの料理人なる夢を叶えるために渡仏し、【ラ・マドレーヌ】(ブルゴーニュ地方・サンス)などで修業。帰国後は京都ホテルオークラや大阪の【HAJIME】で修業した後に独立。2012年京都に【MOTOÏ(モトイ)】をオープン。持続可能なレストラン、生産者との関係はもちろん、スタッフとのチームワークづくりも含めた総合的レストランのサステナビリティに取り組む。

• 中東篤志 One Rice One Soup カリナリーディレクター

京都市出身。父である「草喰なかひがし」主人・中東久雄のもとで12歳から料理を学び始める。高校卒業後にバス・フィッシングのプロを目指しアメリカへ移住したが、23 歳で料理の道に復帰。NYの精進料理店『嘉日』を経て、日本の飲食文化の海外発信に専念するため29歳でカリナリーディレクターとして One Rice One Soup Inc.(アメリカ法人)とOne Rice One Soup 株式会社(日本法人)を設立。ニューヨークと京都を拠点に国内外問わず、日本食や日本酒のポップアップイベントの企画・運営、飲食店のプロデュースやコンサルティング、食からの地域創生事業などを手がける。2019 年には京都に飲食店「そ/s/kawahigashi」を、2021年には福井県小浜市道の駅にて「和久里のごはんや おくどさん」を開店。一般社団法人3000の代表理事としても「1000年後の食卓の為に」活動中。

• 酒井研野【研野】主人

1990年、青森県生まれ。2009年に【菊乃井】に入社し、本店で8年間修業する。2017年、【菊乃井 無碍山房】の立ち上げ時から料理長を務める。2019年よりニューヨークの【Shoji at 69 Leonard Street】、京都の【LURRA°】、同【京、静華】で経験を積み、海外からの視点、イノベーティブ、古典中国料理を学ぶことにより自分らしい日本料理のあり方を模索する。2021年3月に独立し、京都・岡崎に日本料理【研野】をオープン。『ミシュランガイド京都・大阪2023』で一つ星、『RED U-35 2022』グランプリのRED EGG受賞。

Chefs for the Blueについて

Chefs for the Blueは、2017年5月、日本の水産資源の現状に危機感を抱いたフードジャーナリストの声がけに応え、東京のトップシェフ約30名が集まりスタートさせた海についての深夜勉強会を起点とする料理人チームです。2021年9月には京都チームも発足。

「日本の豊かな海をとり戻し、食文化を未来につなぐ」ことを目標に、研究者やNGO、政府機関などから学びを得ながら、持続可能な海を目指した自治体・企業との協働プロジェクトやフードイベントなど様々な活動を行っています。

公式HP:https://chefsfortheblue.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/chefsfortheblue

<概要>

法人名:一般社団法人Chefs for the Blue (シェフス フォー ザ ブルー)
設立日:2018年6月6日(活動開始は2017年)
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-13東急アパートメントB1
代表理事:佐々木ひろこ フードジャーナリスト
理事:岸田周三【カンテサンス】 オーナーシェフ/石井真介【シンシア】オーナーシェフ/米澤文雄【ノーコード】オーナーシェフ/坂本健【チェンチ】オーナーシェフ/花岡和佳男「シーフードレガシー 」代表取締役社長
相談役:村田吉弘【菊乃井】主人