大西洋クロマグロの現在
気仙沼の遠洋漁業会社、勝倉漁業さんのブログから。
大西洋クロマグロはICCATという国際機関が資源調査や国際間の調整をし、資源管理をしています。国ごと、船ごとに割り振られた漁獲枠を獲り終えたら、各船漁は終わり。そんな管理を続けて数年で、マグロの資源は徐々に回復し、当初4か月ほどかかって獲っていた量のマグロを、今では3週間ほどで獲りきれるようになりました(それほど海にマグロが増えているということですね。この調子でさらに増えて、早く絶滅危惧種指定から外れますように)。
「今では船の燃料費も、船員さんたちの負担も下がっていいことづくめです」とは勝倉社長の言葉です。
「かつて一時は乱獲によってその資源水準を大幅に悪化させた大西洋クロマグロですが、ICCATにおいてメンバー各国が協調して、漁獲量の削減や管理の強化などをおこなった結果、クロマグロ資源量はV字回復となって、いまでは短期間の操業にて漁獲割当の上限に達する状況になっています 。
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一隻ごとに国から割り当てられたクロマグロの漁獲枠。 その枠内での操業になるから、漁獲上限に達した船から漁場を離脱する。 もっと獲りたい、獲れるけどとらないのが今の資源管理なんです」