【Chefs for the Blue京都】がはじめての漁場視察を行いました。株式会社Q’sとのコラボレーションプロジェクトで、視察先は京都の北部、宮津です。

京都は南北に長い県です。北部に海を持つものの、南部に位置する京都市内からは距離があり、電車では3時間ほどかかります。中央部に山があることもあって、歴史的に南北間流通が発達せず、現在も京都の市場に京都産の水産物がほとんど流通していません。

この日は「京都の料理人が地元の海を知る」「持続可能な漁業について考える」ことを目的に、宮津で天然ナマコの資源管理を成功させ、トリガイ養殖も手がける本藤靖さんとハマグリの資源管理に取り組む村上純矢さんを訪ねました。
また宮津で揚がる魚介類(イシガニ、オオトリガイ、マダコ、トラエビ)を使って、皆で即興で5品の料理をつくり、ランチとしていただきました。京都の海の豊かさと可能性を十分に感じ、持続可能性についても考察を深めることができた視察でした。

●担当メンバー:坂本健(チェンチ)、中東篤志(ONE RICE ONE SOUP)、仲本章宏(リストランテ・ナカモト)、中本敬介(ビーニ)
●ゲストメンバー:大町英継(万助楼)、河村昭多(モーネ)、松梨善行(MATSU-TSURU)

以上、敬称略